Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

パノラマ的視点

slope

今回紹介するパノラマを撮影したのは2006年5月、かれこれ6年近く前のものです。天気がどんよりしていて雰囲気が暗く、撮影で露光設定もちょっと失敗してたので、いずれ再撮と思いながらお蔵入りしてました。ただ、出来はあまり良くないのですが、駅と建物の関係、建物内での各施設の関係などがわかりやすくて、普通の写真とパノラマVRの違いを説明するサンプルとしてオフではたまに見せたりしていたものです。今回は写真を数点、別に表示する仕掛けをして公開します。

画像上に点在している赤いボタンをクリックすると別の写真を表示、その写真の上でクリックするとその写真が消える、そのように仕組んであります。
(申し訳ありませんがiPhone、iPadには非対応です)

茅野市民館ロビーのパノラマVR

この茅野市民館という建物、開館したときに何度か見学会があったのですが、雑誌で見た写真の印象とだいぶ違うっていう話をよく聞きました。コの字型の平面で場所ごとにデザインを変えていることから、写真だとその空間のつながり具合がわかりにくく、それが印象の違いになっているのでないかと思っています。写真を別にまとめてあるのであわせて御覧ください。

茅野市民館フォトアルバム

余談ですが、まだパノラマを始めたばかりの頃にこのような視点を見つけたことと、そこでこのような失敗(屋外も見せるためにややアンダーで撮影して暗部を持ち上げたものの暗すぎてノイズが大きくのってしまっている)をしたことがHDR合成に取り組むきっかけになり、そうしたことがパノラマVRを今でも面白がって続けていられる要因になっていると思います。

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