Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

「劇空間を再考せよ」仕込篇



建築学会のイベント「建築のみかた」-劇空間を再考せよ-、資材搬入直後の仕込開始前の様子や仕込の様子をFlashVRでまとめました。

冒頭の写真は今回のプロジェクトの模型を真上から撮った写真です。アイデアが実際にどうなのか、確認をしたり、メンバー間でイメージを共有したり、主催の学会に説明をするための材料として作られています。

普段の建築会館の中庭は事務所街の表通りと繁華街の裏通りをつなぐ通り抜けの空間であり、喫煙もできる憩いの広場空間です。また、学会の貸しスペースでもあるので申し込めばイベントをすることも出来ます。開閉可能な半透明の屋根も掛かっています。

模型だと下が表側でメインエントランスになっていて、上が裏通り側です。緑の部分はドライエリアでそこにはブリッジが掛かっています。
今回のデザインは、この中庭の中心、クライマックスの屋台崩しのために舞台後方を広く見せるため、ややエントランス側に寄せて、唐ゼミの青テントを建て、周囲を建具で取り囲むという計画です。建具は通り抜けの装置であり、開けて中に入れば劇空間、あるいは迷路性や路地裏の創出という演出であり、唐さんが好む芝居のモチーフでもあります。唐ゼミの中野さんがチラシのデザインのとき、まだデザインの方向性が決まってないときに「押入劇場」と命名したことも関係していると思います。


「劇空間を再考せよ」仕込みの様子をFlashVRパノラマで見る
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