Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

新宿梁山泊・紫テント


 建築家で舞台美術家でもある大塚聡さんが劇場コンサルタントの伊東正示さんに声をかけて始められた、小劇場に関する勉強会に参加しているのですが、大塚さんが美術を担当している新宿梁山泊のテントを撮影させていただくことができました。

 かつて公園でテント芝居を打つことそのものが反体制的な運動と考えられた時代があったのですが、今では時代も変わって公園や神社でのテント芝居も世間的に認知され、公演もしやすくなりましたが、その分、かつての不穏でエキサイティングな雰囲気が失われているような気もします。
 ぼくも芝居に熱狂していた時代があって、今ではそれもかなり冷めていたのですが、今回、大勢の劇団員や助っ人の人たちによるテント設営の現場は、すごくエキサイティングで、建設にかけるあのエネルギーが芝居にも生きるのだろうとあらためて感じさせられました。来週、芝居を見るのが今から楽しみです。
 
 
新宿梁山泊「唐版・風の又三郎」は昨日(9月8日)、初日を迎え、明日、そして来週末、井の頭公園の特設紫テントで公演が行われます。興味のある方は是非ごらんください。

新宿梁山泊・紫テントの設営の様子をQuickTimeVRで見る

その1 フレームを組む 
その2 フレームを起こす
その3 照明用吊りトラス
その4 テント内を見る
その5 テント脇の資材置場

 昼過ぎまでは青空の広がる好天気だったのですが夕方から近づく台風の影響なのか、雨が降り始めました。そのせいで、後半の映像は同じ日とは思えない曇り空となっています。

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