Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

劇場の舞台上部の様子をQuickTimeVRで見る その2


 上の写真は舞台下手上部にある固定のギャラリーでこの右手(舞台側)を見ると昇降する照明ブリッジがあります。舞台上部の照明はバトンに吊る場合と今回のVRムービーを見てわかるように照明ブリッジに吊る場合と二通りの方法があります。ブリッジの場合は器具の微調整を直接行うことが出来る反面、巾がバトンよりも大きく必要となるため寸法的にやや制約が生じることになります。どちらが良いかは一概には言えないことのようで、実際に使用する照明係の方やコンサルタントにヒアリングしたりしてどちらにするかを決定します。ちなみにバトンで吊られた照明は下から物干竿のような長い棒で調整しますが、慣れている人であれば、面倒なようですがうまく調整できると聞いたことがあります。このホールは舞台の専門家ではなく、学生が使用するので調整のしやすいブリッジ方式にしたのかもしれません。
 撮影中に袖幕など一部の幕を動かされてしまったので、画像の中で幕が一部切れているといことと、実際よりもやや明るく補正しておりますが、ご了承ください。

舞台上部の様子をQTVRで見る

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