Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

レーザーポインタ付手持ち撮影ブラケット


 前回の記事のコメントに、下げ振りを利用した手持ち撮影について触れましたが、つり下げた糸が揺れるのが、ちょっと欠点だよなあ、と考えていたら、別のアイデアを思いついたので、ちょっと試してみました。
 それは、下げ振りの代わりにレーザーポインタを使用するというものです。下げ振りを使った場合、高さは糸の高さで規定できますが、レーザーの場合は、自分の身体、胸または目の位置にカメラを固定して高さを固定することになります。
 カメラそのものの水平垂直性を確保するにはカメラに取付けた水準器を使うか、ファインダーをのぞいた構図で決めるか、どちらかだと思うのですが、構図よりは水準器で決める方が精度が良さそうなので、胸にカメラを固定して水準器を視認し、レーザーポインターの床のポイントをみて、その点を中心に自分が回転しながら撮影する・・・
 実際にやってみると、カメラの水準器を確認しながら床のポイントも確認してカメラを身体に固定するのは、思ったより手間で、手軽に撮る方法ではないな、という感じ。ただ回転軸が自分の足先のどの辺りにあるかがわかったので、レーザーポインタは無視、カメラの水準器だけに集中して、床にコインを置いて、そのコインと自分の足との関係で回転、撮影してみました。Sticherのセミオートマチックでステッチが出来たので、この方法ならいいかもしれません。

 もっとも、後で気がついたのですが、一脚撮影のときの石突きポイントが回転の中心なわけですから、この位置をイメージしながら手持ちで撮影すれば良い、というわけでした。
 テスト撮影は自分の仕事場を撮影したのですが、あまりに部屋が散らかっているので非公開ということで(笑)




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