Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

ダ・ヴィンチ・コードのロスリン教会

たまたま貸してくれる人がいたのでダ・ヴィンチ・コードを読んでみました。ダ・ヴィンチの物語だと思っていたら、最初に殺された人がその孫娘に宛てた暗号を解きほぐしていくという物語だったのですね。
さて、
VRMAGというQTVRをとりあげるサイトがあるのですが、その最新の記事でダ・ヴィンチ・コードの最後の場面に登場するロスリン教会のVRが公開されています。小説を読んでからVRを見るのはなかなかおもしろいものです。読後にVRで見てみたい部分は「床に刻まれた記号」「正面の2本の柱のデザイン」、この二つなのですが、前者は赤い絨毯が敷かれていて確認できませんでした(笑)。後者についてはクローズアップで見ることができるのですが、読んだときは2本の柱と理解していたし、そのようにしか理解できないテキスト(日本語)なのですが、実際にVRを見ると柱は3本あり、真ん中の柱も他とは微妙にちがうディテールのように見えます。また、最初に見える正面の柱は3本で、小説で言及されている2本の柱はその奥に並んでいるので、これは正確な表現とは言えないですね。暗号、謎解きがテーマの小説ですから、こうした不正確な表現は減点ですね(笑)
小説の舞台としてルーブル美術館もかなり重要で、
公式サイトのVRを見たのですが、有名なピラミッドはもちろんありますが、重要な部分が映っているVRはなさそうです。
これまでに何度か書いていることですが、VRを見たときに「これは何?」と知りたいと感じたときに、それに応えてくれるインタラクティブな仕組み、あるいは情報の深さ、そんなことを実現したいのですが、どうやって作ればいいのか、いまだによくわかりません。そろそろなんとかしたいのですが・・・
上記の記事の最後の方にはダ・ヴィンチ・コードの関連リンクが貼られていたので、それも引用しときます。読んだ人はかなり楽しめると思います。
da Vinci Code Locations on panoramas.dk
Leonardo da Vinci's The Last Supper in hi-res detail



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