Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

ネジが破損した



 Manfrotto303SPHの一部、スライディングプレートをロックするネジが切れました。セッティングをいじっている最中に、小さなピシッという音とともにパーツが宙を飛んで床に散らばり、一瞬何が起きたのかわかりませんでした。

 想定していないといけないことだったのかもしれませんが、ちょっとびっくりです。こんなこともあるんですね。撮影中じゃなくてよかった。ひとつ切れたということは他のも切れる可能性があるということなので予備を用意しておくことにしました。303SPHのプレートアダプタはユニバーサルスライディングアダプタ357とほぼ同じパーツなので、注文は303で説明するのが面倒だったので357でしました。ほぼ同じと書いたのは、303ではアダプタの形状は同じなのですが使用部位によってはネジが切ってあったりなかったりすることと、プレートそのものの形状が若干違います。下の写真、右が303付属のプレートで左が357。303付属のものは端部がテーパ状になっていることとスリットが長い。ですがアダプタは共通で使用できます。同様に303の垂直部のパーツも357アダプタにゴムをはがせば取付可能です。つまり303SPHのセットは回転台300N、プレートアダプタ357、および303独自の垂直支柱部分のパーツの組合せということになります。この破損したネジはカメラの三脚取付け用ネジと大きさが近いのですが、ピッチが違うようで使うことができません。使えたらよかったのですが、残念です。



 次の写真、右側が、スプリング、プレートを押えるパーツ、ワッシャ、切れたネジ(ロックノブ)です。なんだか証拠写真みたいです。ネジではなくレバー式なら切れる心配もないかもしれませんが、レバーだと加える力が均等にならずセッティングが微妙にずれる可能性があるのだろうか。



 Manfrottoのスライディングプレートアダプタには脱落防止用のピンがあって、はずすためにネジをゆるめても、このピンを外さない限りプレートを外せないようになっています。(写真左側の真鍮色のボタンを押さないとプレートが外れない仕組みになっている) ちなみに最近使い始めた角形のクイックシューも同様にピンを外さないとノブが回らないダブルアクションになっています。パノラマ雲台にはあちこちにノブがあって、撮影時に締めたり緩めたりするものもあれば、セットしたらそのままというノブもあるので、うっかり間違えて回す必要のないノブを回してしまう可能性も否定できません。ですから、このような安全策が施されているのは安心感があります。

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