解放村(ヘバンチョン)。1945年の解放(光復)後、海外から戻ってきた人や北の故郷に戻れなくなった人たちが定着したことからそのように呼ばれているとのこと。その一角にある新興市場。建物と建物の間にガラス屋根がかけられている。以前はこれがスレート製で暗い空間だったらしい。ソウル市が2015年から2020年にかけて解放村一帯を「都市再生先導地域」に選定し、再活性化プロジェクトを進めた結果、空き家に若者向けの雑貨店やショップ、レストランやカフェが入店し、SNSで話題にもなり、賑わいを取り戻しつつあるらしい。
撮影した時は夕方で、あまり賑わっている感じではなかったが、狭い路地にガラス屋根がかかっていて、その屋根を支持する柱が建物の間を縫うように建てられているのが印象的であった。鉄骨の建て方がクレーンを使えるとは思えないので、下から足場を組みながら部材を溶接しつつ組み上げていったように見えるが定かではない。
撮影は全てTheta X の手持ち撮影。
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