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氷見市芸術文化館

 富山県氷見市の氷見市芸術文化館の映像を公開します。撮影は竣工引渡しから開館までの間(2022年8月)に行っており、現在の実際に使われている状況とは多少異なることをご了承ください。公開については市の担当者様から了解を得ています。

 ※パノラマ画像について、一部追加しました。2022.11.23撮影

 氷見市芸術文化館とは、富山県氷見市にある市の多目的ホールを中心とした施設です。主な施設は、ホール、マルチスペース、楽屋、、交流室(各種会合用3室)、スタジオ(音楽練習用2室)、交流工房、交流ラウンジなど。
 ハザードレベルがほぼ2階レベルなので、主な機能は2階に配置されていて、1階は入口、交流ラウンジ、機械室など最小限として、あとはピロティとして駐車場やイベントスペースとして計画されています。
 ホールは標準的な形式で800席、そのうち1階席の500席分は12分割されていて、それぞれがエアキャスターと呼ばれる空気浮上式移動設備で移動可能になっており、客席のレイアウトを変えてアリーナにしたり平土間にすることが可能なホールになっています。また、多目的ホールですが、建築空間としてはフライズや音響反射板のないシューボックスタイプのコンサートホールとして音響的に最適化していて、演劇や講演、式典などの場合はその用途に応じて幕をセットすることで対応します。

開館 – 2022.10.8
位置 – Google Map
発注者 – 氷見市
施工業者 – 清水建設萩原建設共同企業体
設計者 – NASCA
運営 – 一般財団法人氷見市文化振興財団

パノラマVR

パノラマVRでは画像上でドラッグして見る方向を変えられます。また数種類の白いアイコンをクリックまたはタップすることでテキスト情報を表示したり、別のパノラマ・画像、別のURLに移動できます。

以下の画像をクリック・タップするとパノラマVRが開きます。

氷見市幸町の交差点から見た外観

パノラマは全て RICOH Theta X で撮影し、Photoshop等で調整しています。

客席ワゴンとエアキャスター

このホールは、客席が分割されていて個々に移動可能となっています。移動することで客席レイアウトを変えたり、片付けてフラット床にすることができます。移動はエアキャスターと呼ばれる客席下面から空気を吹き出すことで浮上し摩擦係数を小さくする設備によって、人力でも可能になっています。以下の映像は段床客席をフラット床にするまでの様子(タイムラプス)と移動の映像です。

以上