Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

RICOH THETA で撮影した建築模型パノラマ

パノラマを始めた頃から、検討やプレゼン用に作られる建築の内観模型をパノラマで撮影できないかと思ったり試したりしたが、RICOH THETA のおかげでようやく実現した。二枚の画像を貼り合わせる部分で欠損とズレ、ゆがみがあるため、たとえば、あるはずの窓や柱が消えてしまうという重大な問題があるが、気楽に簡単に撮影できるのは大きな長所ではある。

発売と同時に買った建築関係の知人からは、水平補正の方法とかパワポに埋め込めないかとか写真にメモを書き込むにはどうすればいいか、等等、いろんなことを相談されたが、そういう編集や再利用の部分がもうちょっと便利になるといいだろう。

ちなみに検討用模型を気楽に撮影するというスタンスなので、撮影も部屋の明るさや光源とカメラの位置関係に気を使ったくらいで、後処理もフォトショで出来る以外の特別な事はしていない。もちろん、簡単にできる事には最大限、気を使っているという意味だが、逆に照明やトレペを使って手間をかけた例としては、演劇博物館の劇場模型をご覧いただきたい。


下の写真をクリックするとパノラマVRが開きます


nasca
群馬県多野郡神流町中里合同庁舎のスタディ模型。
撮影協力・設計: NASCA

starpilots_1
都内のある住宅の模型。狭い間口の3階建て住宅。吹き抜けで上下階をつないでいる。
撮影協力・設計: スターパイロッツ 三浦丈典

starpilots_2
あるテナントショップのインテリア模型。親子連れのためのカフェ・ブックショップ。
天井の高い空間の中央にある小さな小屋の廻りに遊んだりワークショップをするための様々なコーナーを配置している。

撮影協力・設計: スターパイロッツ 三浦丈典