Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

横浜にバッタふたたび



バッタがクモと対面するっていうので見に行ってきました。

クモvsバッタをFlashVRで見る

クモはラ・マシン(La Machine)というフランスのカンパニーの作品。 現在、横浜開港150周年イベント(Y150)のために来日中。

ウィキペディア(ラ・マシン) Y150

Youtubeで「横浜 クモ ラ・マシン」で検索してもたくさんかかります。 バッタは2001年横浜トリエンナーレのときの椿昇と室井尚の作品。胴体の全長が34m、足まで入れると50mを超える巨大なバッタ。軍事用パラシュートなどに使うナイロン製のテント地でできたバルーンで空気を送り込んで膨らませています。2001年のときはコンチネンタルホテルの壁面に宙づりにしていました。今回はY150のヒルサイドエリアで地上置きをしてパフォーマンスをします。パフォーマンスは市民参加によるもので唐ゼミが協力しています。 2001年の時のことは室井先生の「巨大バッタの奇蹟」(アートン)を読むのがおすすめですが、奇蹟ということばに見合う本当に奇蹟的な出来事だったことがよくわかります。また「2001 横浜トリエンナーレ バッタ」でGoogleの画像検索をかけると写真がヒットします。 今回のイベントについては下記リンクで。

Y150市民参加プロジェクト 飛蝗隊ブログ チラシ

バッタパフォーマンスの日程はチラシにもあるように、7/4,5に始まり8月の週末土日、9月の19,20および26,27の土日です。基本的に土日しかやらないので見に行く人はご注意ください。 クモとバッタの対面は620日土曜日の早朝たった1時間だけプレス用に実現したので、もう見ることはたぶんないでしょう。この日、バッタはクモと対面した後、横浜周辺を2カ所回って撤収と設営を繰り返しました。 クモと対面したベイサイドエリアはアミューズメントパークのような空間なので、クモやバッタそのもののインパクトはあるものの、なんとなくアトラクションのように見えてしまいましたが、上の写真のように高層ビルが建ちならぶ場所のおそらくは何かの建設予定地である空き地にたたずむ姿はいろいろと考えさせられます。街に一時的にテントを出現させて芝居をすることと似ています。祭りの御神輿のように、たまに街のあちらこちらにバッタが出現するというのもおもしろだろうな。(大変そうだけど・・)

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