Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

写真を3D化する

 TechCrunch Japaneseで興味深い記事を見つけたので紹介します。

「Fotowooshはどんな写真も3D化する」

 一枚の写真から3Dモデル化するというもので、変換されたデータはVRML形式でブラウズすることができます。このサイトでは、Cortnaというプラグインを入れたブラウザ、またはFreeWRLなどのソフトでVRML形式のデータを再生することができると説明しています。また、変換されたサンプルデータも公開しているので、ダウンロードして体験することも出来るので、さっそく、いくつか試してみました。
 画像を分解して3Dモデルとして再構成するとあったので、モデリングソフトでウォークスルーするようなものを最初期待したのですが、どちらかというとフォトショップなどでパースペクティブを調整するような操作をダイナミックにできるようにしたもの、という印象を持ちました。3Dモデル化と言っても、元画像に写っていないものまで新たにモデリングされるわけでもないので、たとえば路地を進んで行って建物の左右の壁や扉を正面から見る、というようなことはできないのですね。そこらへんにちょっと不満やら限界を感じます。以前に紹介したPhotosynthも記事中で引き合いに出されていますが、こちらは複数写真を元にヴァーチャルを表現しようとするものなので、前述のような死角はなくせると思いますが、ホックニーの写真のようなツギハギ感がどんな体験になるのかが、ポイントですね。
 近々、ユーザーが画像データをアップロードすると3D画像にしてくれるサービスが始まるとのことなので、またそのとき試してみようと思います。

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