Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

高尾の家



 週一回の勉強会でいつもお世話になっている建築家、大塚聡さんが設計した二世帯住宅のオープンハウスに行ったときのQTVRを公開いたします。
 中央線の高尾駅から徒歩10分弱ほどの小高い丘の上にこの住宅は建っています。もとは傾斜地だった土地を擁壁をつくって住宅用の平地に造成された敷地。平地部分だけではスペースが足りなくて擁壁をまたぐようにボリュームを斜面に乗せています。擁壁をいじると開発行為になって手続きも設計も手間がかかるし、斜面に対して箱が乗っている様子もいいと考えられたのだと思います。傾斜地では断面計画が自ずとポイントになるのですが、前面道路からアクセスするレベルに車庫とお年寄り(施主の母上)の住居スペース、その上に施主の住居、最上階に事務スペース、アクセスレベルより下には地下室、というレイアウトになっています。図面では単純な積層された箱のように読み取れるかもしれないけど、実際には窓の切り取り方や水廻りを崖側にレイアウトするなどの様々な仕掛けをすることで、変化に富んだシーンを作り出しています。

高尾の家をQuickTimeVRで見る

3F
2F-1
2F-2
1F
階段







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