Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

スノコ



 オペラ座の怪人は迷路のような劇場の奥底に潜んでいるわけですが、あんな怪奇の館ではないにしても、現代の劇場も、劇場ならではの普通はお目にかかれない不思議な場所があります。スノコは舞台の上空、30m近い高さの場所にある、幕や道具などを吊るための機構が設置されている空間です。客は舞台の額縁しか見ないわけですが、その高さの倍以上の空間が実は上にあるわけで、ここはその一番高い場所というわけです。足下はスノコ状になっていて、実際にその場に立ってスノコの隙間をみると、あまりの高さに慣れないと足がすくんでしまうのですが、ムービーでは足下の画像処理をちょっと横着してしまったので(画像処理はあまり得意でないので)そんな恐怖感は表現できていないのがちょっと残念なのですが、雰囲気はわかってもらえるとおもいます。

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茅野市民館のQTVRをまとめているので、こちらもどうぞ 


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