Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

VR現場日記/2007年1月9日



 現場は耐圧版、つまり建物の基礎部分の一番下の部分のコンクリートを打設する直前の状況となっていて、配筋状況を検査して回っています。


 今回のVRには赤いマーキングがしてあります。と言っても現場の施工不良や誤りを指摘しているわけではありません(笑)
 これらのVRはsigma8mm Fisheyeというレンズで4枚撮影されたものをStitcher Unlimitedというソフトのフルオートステッチで貼り合わせてVR化しているのですが、複数枚の画像を貼り合わせるため、どうしても若干のズレが生じます。で、このズレがどの程度発生するのか、というのをお見せしようというわけです。(決してレタッチするのがめんどくさいわけではありません←それもあるけど(笑))
 理屈では撮影の精度が良ければこうしたズレが発生しないはずなのですが、なかなか上手くいかないもので、どうしてもこの程度は発生するし、いまのところ許容範囲とあきらめています。(ズレが目立つ目立たないは被写体や被写体との距離にもよります) むしろ最近は、色や明暗、シャープネスなどの写真全体の調子をRAWデータからいかに上手く引き出すかに課題を感じています。

2007年1月9日(3カット)


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