Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

写真展終了



「小劇場を記録するvol.1-三色テント篇」終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
お手伝いいただいた関係者の皆様、おつかれさまでした。

30日の最終日は会期中2度目のトークセッションをいたしました。ゲストは新宿梁山泊の金守珍さんと岩波書店で唐さん関連の書籍を担当されている樋口良澄さん。

ぼくが状況劇場を初めて見たのは1983年の「住み込みの女」で、その芝居の内容は今ではほとんど覚えていないのですが、金さんの常軌を逸しているとしか思えない演技だけは強く印象に残っておりました。狂った演技はマトモな人だからこそできる、とも考えられますが、当時の印象では舞台以外でも出来れば関わりたくない、と思うようなアブナい人に見えていました。実際には至極真っ当な人だということは後で知るのですが。
この「住み込みの女」のあたりから初めて李礼仙が出演しなかった「ジャガーの眼」の頃は劇団内がごたごたしていて、結局やめて梁山泊を旗揚げすることになったとのことで、非常に興味深いものがありました。当時はそんなごたごたなんかは知る由もありません。こういう話のほとんどはオフレコで当然ここでも詳細は書けないことばかりですが、つくづく人の話を聞ける機会は逃しちゃいけないと思います。批評や技術的なことはテキストで必要十分であることもありますが、感情的な部分は実際に聞かないとわかりませんし。

さて、
今回の企画、vol.1とありますが、次回vol.2は内容もスケジュールも未定です。会って話を聞きたい人はいるし、年表作成等、中途になっている作業もあるのでテーマはあるのですが、それをまとめる時間がなかなかありません。まあいずれそのうち・・

会場のパノラマVRですが、最終日トークセッションの後、記念撮影をパノラマ撮影しました。問題なければいずれ公開したいと思います。
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