Virtual Architecture | shikano yasushi atelier

仕上前、仕上後 その3


 某音大のホール、竣工後のQTVRを撮影して参りました。前回のオペラ劇場、舞台上からみたQuickTimeVRを建設途中のVRと合わせてご覧ください。
 ちょっとびっくりしたのですが、舞台床が合板仕上なんですね。コストがかなり厳しかったということと、オペラ、ミュージカルのための道具や美術を床に釘で打ち付けるのに、なんの気兼ねなくできるように、とのことでした。あとは、建設中に初めて見たときも感じたのですが、舞台が非常に広いということです。広さは舞台転換のため、また道具や機器を置いておけるということにも、非常に大きな長所となります。
 舞台の前の床が下がった部分はオーケストラピットと呼ばれるオペラやミュージカルなどでオーケストラやバンドが配置される場所で、正面の白い壁は黒服を着た指揮者がよく見えるように配慮されたものです。またこの部分を客席として使用することもできますが、その場合の椅子は客席の床下に収納されていて、このピットを昇降させることで出し入れすることができます。

建設途中のQTVR
竣工後のVR

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